[도쿄 리포터=토시키 아오야마] 5월 9일부터 13일까지 도쿄 Bunkamura 오쳐드 홀, 15일에 오사카 페스티벌 홀에서 "빈 국립 발레단 2018년 일본 공연"이 열렸다. 공연에 앞서 러시아의 명문 마린스키 발레단에서 프린시플로 활약하며 빈 국립 발레단에 게스트 프린서플로 초대된 김기민이 인터뷰에 참여했다.

-----이번에 게스트 프린시플로 빈 국립 발레단의 해적에 출연합니다만, 댄서로서 주어진 역할과 표현하고 싶은 부분은?

김: 해적의 캡틴 역할을 연기하는 것이고 남성적 요소를 그러니까 콘래드의 남성으로서의 아름다움을 표현하고 싶습니다.

-----마린스키 발레단의 해적과 이번 해적은 역시 인상이 바뀌었습니까?

김: 마린스키에서는 알리 역할을 담당하고 있었고 이번은 콘래드 역을 담당하기 때문에 표현도 달라지고, 안무도 마린스키와 이번은 달라집니다.

-----상당한 도전이라고 생각됩니다만, 이번 르그리 연출 해적을 통해서 그에게 지도를 받고 배운 점 등이 있었나요?

김: 세가지가 있습니다. 기술, 음악성 그리고 마지막은 르그리의 카리스마. 지금껏 보아온 것과 실제 눈앞에서 보는 것은 인상이 전혀 다르기 때문에, 이번에 카리스마를 실제 체험할 수 있었습니다.

-----김기민 씨에게 르그리는 어떤 사람입니까?

김: 르그리는 어릴 적부터 너무나 동경하고 있었고 전설이라고 생각하고 있었습니다. "잠자는 숲속의 미녀"와 "로미오와 줄리엣"은, 어릴 적에 보고 감동한 기억이 아직 남아 있습니다. 르그리는 지금도 저에게 아이돌 같은 존재입니다.

-----르그리는 아무래도 파리 오페라의 이미지인데 이번 르그리 버전 "해적"은 프렌치 테이스트인가요?

김: 이번에 마뉴엘 르그리와 함께 리허설하면서 매일같이 파리의 스타일을 느끼고 있고 르그리 본인은 러시아 스타일을 좋아합니다만, 역시 함께 있으면 파리 스타일을 느끼게 됩니다.

-----르그리 판의 해적과 기존의 해적은 어떤 부분이 다른지요?

김: 우선 기술이 다릅니다. 그리고 남자 무용수의 변화가 워낙 많지요. 너무 화려해서 하나하나가 정말 재미가 있어요.

-----김기민 씨는, 아메리칸 발레 시어터와 파리 오페라에 게스트 댄서로 초빙되고 해외 경험이 풍부한 것으로 알고 있습니다. 이번엔 빈 국립 발레단의 게스트 프린시플로 초빙되었는데 김기민 씨에게 빈 국립 발레단은 어떤 단체인가요?

김: 여러분 모두가 굉장히 상냥하게 저를 너무나 환영해 주셔서, 그런 좋은 분위기에서 즐거운 리허설이었습니다. 너무 감사합니다. 리허설이어도 언제나 리얼 공연처럼, 여러분 모두가 열정적으로 열심히 관여하는 놀라운 컴퍼니입니다.

-----해외 공연이 많다보면 건강을 잃기가 십상인데, 건강을 유지하는 비결과 모티베이션을 유지하는 비결은?

김: 우선 잠이 중요하다고 생각합니다. 시차가 있고 익숙해지는데 어려움도 있지만 가급적 수면 시간을 많이 잡도록 하고 있습니다. 두번째는 먹는 것이지요. 컨디션이 나쁠 때는 별로 안먹는 경우도 있지만 가급적 영양을 생각해서 먹도록 하고 있습니다. 그리고 연습 시간을 평소보다 해외에서는 약간 줄이고 있습니다. 해외에 나가면 공기나 식생활과 시간 등 변화 요소가 많아서 저 자신의 컨디셔닝도 달라진다고 생각해서, 거기에 맞추어 조정하고 있습니다.

-----해외에서는 한국 요리를 먹기가 힘들다고 생각됩니다만, 평소 해외 생활에서 스트레스 해소법은?

김: 한국 음식은 평소부터 만들어 먹습니다. 집에서 삼겹살과 김밥을 만들어 먹거나 영화를 보거나 음악을 듣거나 책을 읽거나 친구와 만나서 얘기하면서 스트레스를 발산하고 있습니다.

돈키호테의 김기민

-----김기민 씨의 댄스하면 경이적인 점프와 회전이 역시 놀라운데, 그것을 잘하는 비결이라면?

김: 점프도 회전력도 더 아름답게 보이기 위해서 항상 노력하고 있습니다.

-----어떤 노력인가요?

김: 생각하며 포즈를 취하는 것이 많아서....예를 들면, 다리의 라인은 어떻게 하면 아름답게 보일까, 속도를 빨리하면 더 잘 될까, 팔의 형태 등에 대해서 항상 생각하고 있습니다.

-----일본에서는 쿠마카와 테츠야를 동경해서 발레를 시작한 남성들이 많다고 생각되는데, 발레를 하거나 앞으로 시도하려는 발레 남성에게 어떤 조언을 부탁드려 볼까요.

김: 따라 하려는 분도 있을지 모르지만 그보다 노력이 가장 중요합니다. 자신을 믿고 노력하기를 바랍니다.

-----나만의 스타일을 만든다는 느낌인가요?

김: 따라하기 보다는 쿠마카와 테츠야를 좋아했었고 바리시니코프를 동경하고는 있었지만, 그 사람들처럼 될 줄은 몰랐습니다. 자신의 색을 내고 싶습니다. 누군가를 흉내내는 것보는 자신의 색을 표현하고 싶습니다.

--- - 김기민 씨가 앞으로 하고 싶은 분야나 타이틀이 있다면?

김: 안무와 새로운 컨템퍼러리 작품에 도전하고 싶습니다. 다양한 다른 댄스에도 도전하고 싶습니다.

-----범위를 더 넓혀서 생각해 볼 때, 김기민 씨 인생의 목표는?

김: 우선, 지금의 나보다 훌륭한 댄서가 되어있는 김기민이 되는 것. 노력을 더욱 거듭하여 그런 나를 만나기. 장래는 제자를 키우거나 안무 연출가가 될까... 그런 것도 생각하고 있습니다.

-----마지막으로 한국과 일본 팬들에게 메시지를 전해 주세요.

김기민: 오늘 하루가 새로운 출발선이라고 매일 생각하며 노력을 거듭하고 앞으로 더 좋은 공연을 전달할 수 있도록 열심히 하겠습니다.

[인터뷰 진행= 토시키 아오야마]

백조의 호수
백조의 호수

[Photo(C)Toshiki Aoyama (C)Hidemi Seto (C)Natasha Razina]

<이하 인터뷰 일어 원문>

-----今回、ゲスト・プリンシパルとしてウィーン国立バレエ団の海賊にご出演ですが、ダンサーとしての役どころや表現したい部分は?

キム・キミン:海賊のキャプテン役を演じるので男性的要素を表現したいことと、コンラッドの男性的としての美しさを演じたいです。

-----マリインスキー・バレエ団での海賊と今回の海賊ではやはり印象は変わりましたか?

キム・キミン:マリインスキーの中ではアリ役を担当していて、今回はコンラッド役を担当するので、表現も異なってきますし、振付もマリインスキーと今回とでは違ってきます。

----相当なチャレンジだと思うのですが、今回、ルグリ演出の海賊なので、彼から指導を受けて学んだ点などありましたか?

キム・キミン:3点ありまして、テクニックを学んだことと、2点目は音楽性。最後はルグリ氏のカリスマ性。今まで見てきたものと実際の目の前で見るのと印象がまるっきり異なるので、今回、そうしたカリスマ性を実体験できました。

-----キミンさんにとってルグリ氏はどういう方ですか?

キム・キミン:ルグリ氏は子供の頃からすごく憧れていてレジェンドだと思っていました。「眠りの森の美女」と「ロミオとジュリエット」は、子供の頃に見て感動した記憶がいまだに残っています。ルグリ氏は、今も自分にとって、アイドルであり、憧れの存在です。

-----ルグリさんと言えば、パリ・オペラ座というイメージですが、今回のルグリ版「海賊」はフレンチ・ティストでしょうか?

キム・キミン:ルグリ氏と一緒にリハーサルしながら、毎日のようにパリのスタイルを感じていて、ルグリ氏自身、ロシアのスタイルを好んでいらっしゃいますが、やっぱり一緒にいますとパリのスタイルを感じてしまいます。

-----その他、ルグリ版の海賊ですが、従来の海賊とどういった点が異なりますか?

キム・キミン:まずテクニックが異なっています。そして、男性ダンサーのバリエーションがとても多い。とても派手でひとつひとつがすごく面白いです。

-----キム・キミンさんと言えば、アメリカン・バレエ・シアターやパリ・オペラ座にゲストダンサーとして呼ばれて海外経験豊富なことが知られています。今回はウィーン国立バレエ団のゲスト・プリンシパルとして招聘されましたが、キミンさんにとって、ウィーン国立バレエ団はどういったカンパニーでしょうか?

キム・キミン:みなさん、とっても優しくて、自分のことをとても歓迎してくださって、そうしたよい雰囲気の中、楽しくリハーサルしてくださいました。とても感謝しています。リハーサルであっても、いつもの本当の公演のように、みなさん、情熱的に熱心に関わってくれる素晴らしいカンパニーです。

-----海外公演が多いと体調を崩しがちだと思うのですが、体調を保つ秘訣やモチベーションを保つ秘訣は?

キム・キミン:まず、寝ることが大切だと思います。時差があって慣れるのに大変なこともありますが、なるべく睡眠時間はたくさん取るようにしています。二点目は食べることですね。体調が悪い時はあまり入らないこともあるのですが、なるべく栄養を考えて食べるようにしています。それから、練習ですが、いつもよりは海外では控え目にしています。海外に行くと、空気や食生活や時間など変化するので、自分のコンデションも変わってくると思うので、それに合わせて調整しています。

-----海外では韓国料理を食べるのも大変だとは思いますが、普段の海外生活でのストレス解消法は?

キム・キミン:韓国料理は普段から作って食べます。家でサムギョプサルやキンパを作って食べたり、映画を見たり、音楽を聞いたり、本を読んだり、友人と会って話すことでストレスを発散しています。

-----キミンさんのダンスといえば、驚異的なジャンプや回転がやはりすごいのですが、それができる秘訣は?

キム・キミン:ジャンプも回転力ももっと綺麗に見せるためにいつも努力しています。

-----どういう努力?

キム・キミン:考えながらポースをとることが多くて…例えば、脚のラインはどうすれば綺麗に見えるのか。速度を早くすれば、もっと綺麗になるのかとか。腕の形などについて、いつも考えてやっています。

-----日本では熊川哲也に憧れてバレエを始めた男子が多いと思うのですが、バレエをやっている、またはこれから始めようとするバレエ男子に何かアドバイスをお願いします。

キム・キミン:マネをしようとする方もいるかもしれませんが、それより、努力が一番大事です。自分自身を信じて、努力し続けてほしい。

-----自分のスタイルを作ってほしいという感じですか?

キム・キミン:マネよりも、熊川哲也が好きだったり、パリシニコフに憧れてはいたけど、その人のようになろうとは思っていませんでした。自分自身の色を出したいと思っています。誰かをマネするより、自分自身の色を表現してほしいです。

-----キミンさんがこれからやってみたい分野や演目は

キム・キミン:振付や新しいコンテンポラリー作品にも挑戦したいと考えております。様々な異なったダンスに挑戦したいです。

-----そこをさらに広げて考えて、キミンさんの人生の目標は?

キム・キミン:まずは、今の自分より素晴らしいダンサーになっているキム・キミンになること。努力をさらに重ねて、そういう自分に出会うこと。将来は、教え子を育てるとか、振付の演出家になるとかそういうことも考えています。

-----最後に韓国と日本のファンにメッセージをどうぞ。

キム・キミン:今日1日が新しいスタートラインだと毎日考えて努力を重ねて、これからもっとよい公演をお届けできるようにがんばっていきます。