[도쿄 리포터=토시키 아오야마] 10월 23일부터, 도쿄의 신국립극장 발레단은, 요시다 미야코 신예술 감독의 첫 번째 시즌이 되는 2020/2021 시즌을 고전 발레 「돈 키호테」와 함께 화려하게 개막한다.

(C)瀬戸秀美

본 공연은 오하라 나가코 전 무용 예술감독의 임기 마지막 시즌인 2020년 5월에 상연 중지되었지만, 요시다 예술 감독에게 인계되어 새로운 시즌의 출발을 물들이게 되었다.

영국 로열 발레단의 프린서펄 댄서로서 유럽과 일본을 중심으로 사랑받고 칭찬받아 온 요시다 신감독이 전 감독의 바통을 계승해, 발레단이 하나가 되어 임하는 새로운 빛나는 무대에 기대가 모여지고 있다.

이번에는 특히 극장 뿐만이 아니라 영상으로도 즐길 수 있도록 NHK 엔터프라이즈와의 공동개최에 의한 온라인 유료 전달의 실시가 결정되었다. 무대 영상 뿐만이 아니라, 리허설에서의 지도 풍경등의 라이브 중계도 예정되어 있다.

(C)Takuya Uchiyama

또, 댄스 매거진 2020년 11월호는, 특집 기사로서 「총력 특집: 신체제 스타트! 요시다 미야코 & 신국립극장 발레단」을 게재했다. 요시다 신예술감독과 이 발레단에 대한 주목도와 높은 기대치를 엿볼 수 있다.

요시다 미야코 무용 예술감독으로부터의 메세지:

"신국립극장 발레단과의 새 시즌이 곧 시작됩니다. 취임하는 시즌 첫 번째 공연으로 일찍이 준비를 거듭하고 있던 피터 라이트 버전 「백조의 호수」의 신제작은, 코로나화에 의해 <연기>라는 선택을 했습니다. 하지만 그 대신 오는 5월 공연하기로 했던 발레 '돈키호테'를 오하라 나가코 전 무용감독으로부터 <바통 이어받기> 형태로 무대에 올릴 수 있게 돼 기쁩니다. 보다 많은 댄서들에게 기회를 주는 캐스팅도, 그대로 계승하여, 이 즐거운 발레의 상연을 향해서, 연습장 지도도 하고 있습니다.

신국립극장 발레 돈키호테는 모스크바 볼쇼이 발레단에서 활약하고 예술감독도 지낸 A 파데예체프에 의한 것입니다. 그에 따르면 돈키호테는 클래식의 정수를 모은 무용예술의 화려한 축제이며, 프티파의 발레 중에서도 가장 모스크바다운 작품이라고 합니다. 그리고 이 '모스크바다움'은 1869년에 모스크바에서 초연되었다는 이유나 혹은 A. 고르스키가 삽입한 주옥같은 무용 장면이 있어서가 아니라, 모스크바파의 발레와 볼쇼이 무용수들에게 특유의 굴욕 없는 너글너글함, 놀이 감각, 즉흥적인 자유가 이 작품에 넘쳐나는 데서 나온다고 합니다. 여러분은 볼거리가 풍부한 정통 고전발레의 세계를 즐길 수 있을 것이라고 생각합니다.

앞으로도 많은 분들이 발레라는 예술을 접하고 즐길 수 있도록 신국립극장 발레단 여러분과 함께 노력하겠습니다. 이럴 때 극장에 와주시는 것은 댄서들에게는 무엇보다도 격려가 됩니다. 관객 여러분이 일상이 돌아왔다!라는 안정감을 얻으시길 진심으로 바랍니다."

NEW NAT IONAL THEATER, TOKYO Ballet Don Quixote English Site
https://www.nntt.jac.go.jp/english/productions/ballet/don-quixote.html

10月23日より、東京の新国立劇場バレエ団は、吉田都・新芸術監督の第一シーズンとなる2020/2021 シーズンが、古典バレエ『ドン・キホーテ』と共に華やかに開幕する。

本演目は、大原永子前舞踊芸術監督の任期最終シーズンの 2020 年 5 月に上演中止となったが、吉田都芸術監督に引き継がれ、新しいシーズンの船出を彩る。

英国ロイヤル・バレエ団名プリンシパルダンサーとしてヨーロッパと日本を中心に愛され賞賛されてきた吉田新監督が前監督からのバトンを引き継ぎ、バレエ団が一丸となって取り組む新たな輝かしい舞台に期待がかかる。

今回、劇場だけでなく映像でも楽しんでいただけるようNHK エンタープライズとの共催によるオンライン有料配信の実施が決定。舞台映像だけでなく、稽古場での指導風景などのライブ中継も予定されている。

また、ダンスマガジン2020年11月号は、特集記事として「総力特集:新体制スタート!吉田都&新国立劇場バレエ団」を掲載。吉田都新芸術監督と同バレエ団への注目度と期待値の高さが伺える。

吉田都舞踊芸術監督からのメッセージ:

新国立劇場バレエ団との新しいシーズンが、まもなく始まります。就任するシーズン最初の演目にと、早くから準備を重ねていたピーター・ライト版『白鳥の湖』の新制作は、コロナ禍により<延期>という選択をいたしました。しかしその代わりに、この5月に上演が予定されていたバレエ『ドン・キホーテ』を、大原永子・前舞踊監督から<バトンを引き継ぐ>形で上演できることを、嬉しく思っています。より多くのダンサーたちにチャンスを与えるキャスティングも、そのまま引き継ぎ、この楽しいバレエの上演に向けて、稽古場での指導も行っております。

新国立劇場バレエ『ドン・キホーテ』は、モスクワ・ボリショイバレエ団で活躍し、芸術監督も務めたA.ファジェーチェフによるものです。彼によると、『ドン・キホーテ』はクラシックの粋を集めた舞踊芸術の華麗な祭典であり、プティパのバレエ作品の中でも最もモスクワらしい作品なのだそうです。そして、この「モスクワらしさ」は、1869年にモスクワで初演されたからとか、A.ゴルスキーが挿入した珠玉の舞踊シーンがあるからではなく、何よりモスクワ派のバレエとボリショイの舞踊手に特有の、屈託のない大らかさ、遊びの感覚、即興的な自由がこの作品に溢れているところから生まれてくるそうです。皆さまには見どころがたっぷりの、オーソドックスな古典バレエの世界を楽しんでいただけるものと思っております。

これからも、多くの方々にバレエという芸術に触れ、楽しんでいただけるよう、新国立劇場バレエ団のみんなと共に努力してまいります。こういう時に劇場に来ていただけることは、ダンサーにとっては何よりの励みとなります。観客の皆様には「日常が戻って来た!」という安心感を得ていただけることを、心より願っております。

NEW NATIONAL THEATER,TOKYO Ballet Don Quixote English Site
https://www.nntt.jac.go.jp/english/productions/ballet/don-quixote.html