[토시키 아오야마] 얼마전 한국의 박능후 보건복지부 장관은 "우리의 방역력, 세계의 모범이 될 것"이라고 말했다. 한국의 감염자 수가 중국에 이어 세계 2위로 사망자가 50명까지 늘었지만 한국 정부의 보건 관계자들은 "지구상 어느 나라보다도 신속한 조치""환자 수가 많은 것은 한국의 방역 능력의 우수성을 나타내는 것이다"라는 말을 하고 있다.

한국의 방역력의 우수성을 떠나 (방역 이전에 중국인을 들여보내지 않는 것이 감염 예방에는 가장 좋지만) 주목되는 것은 뭐니뭐니해도 드라이브 스루 방식의 PCR 검사일 것이다. 이 방식은 독일과 호주 등에서 이미 실용화되면서 세계적으로 주목받고 있다.

일본은 검사 수가 적다. 일본의 검사 수가 적은 것은 올림픽을 향한 은폐 공작이라는 비판이 있는데, 왜 일본은 드라이브 스루 방식의 PCR 검사를 채용하지 않는 것일까?

3월 9일 일본의 인터넷 방송국 "문화인 채널"에서 미네르바 클리닉 원장이자 종합 내과 전문의이며 암 약물 전문의, 임상 유전 전문의인 나카타 히로미는 이렇게 말했다.

나카타 히로미 원장

"실제 이 검사(PCR검사)의 감도는 여러가지 조사를 보고 넉넉하게 잡아도 정답률은 40% 정도인가요? 나중에 빠지기 때문에 증상이 없는 스크리닝 검사에는 적합하지 않습니다."

출연자 이쿠타 요시카츠는 "보균자가 검사해도 10명 중 4명 밖에 맞지 않습니다. 나머지 6명에게는 세균이 있더라도 돌아가라고 허락해 주는 모양이 됩니다. 의미가 없게 됩니다"라고 분개했다.

이어 나카타는 통계도를 제시하며 이렇게 설명했다.

"이상적인 검사라는 것은 정상과 이상이 확연히 갈립니다. 위음성과 위양성이 전혀 없습니다. 이런게 이상형인데 말도 안되는 거죠. 대체로 정기 의료 검사에서는 감도가 90~95%의 이상이 있는데도 검사 결과 이상이 나오지 않습니다. 잘못해서 음성이 나와 버리면 이것이 위음성. 또는 잘못해서 양성이 나와버리기도 하는데, 이런 경우가 꼭 있습니다. PCR은 감도를 넉넉하게 잡아도 감도가 40%, 특이도는 90% 정도입니다. 특이도가 좋기 때문에 이런 경우에는 확정 진단에 사용해야 하는 것이구요. 스크리닝에는 사용하면 안됩니다. 예를 들어서 문제가 되었던 크루즈 다이아몬드 프린세스호에 있었다고 해도, 이 검사를 증상이 없는 사람에게 사용하면 안됩니다."

나카타는 "그러니까 옳은 증상이 나오면 사용해야 하는 검사입니다."라고 연결해 검사의 특성을 고려해서 검사를 받아야 한다고 결론을 내렸다. 감도가 높은 검사는 스크리닝, 특이도가 높은 검사는 확정 진단에 사용하는 것은 의과 대학 3~4학년 학생이 배우는 내용이라고 덧붙였다.

출연자 이쿠타 요시치카는 "지금, 검사 수를 늘리는 것만 강조하고 있는 TV에 나오는 의사들은, 도대체 뭐하는 분들입니까?"라고 말하자, 나카타는 "저는 저분들의 의사 면허를 빼앗고 싶습니다"라고 단호하게 대답했다.

나카타는 "혹시 저분들은 PCR 검사는 오류가 없다고 믿는 것은 아닌가도 궁금합니다. 알고도 이런 말을 하는 것은 범죄입니다. 아니면 자꾸 검사하라고 해서 환자가 늘고 돈을 벌어서 좋은 것은 아닐까요? (미국, 일본 등은 검사 비용을 지불해야 한다.) 5분에 3000엔의 전화 상담도 하고 있다고 알고 있습니다.

검사의 의미를 정확하게 가르쳐서 환자를 진정시키는 것이 의사의 책무인데, 무엇을 하고 있습니까? 이런 사람들이 환자를 패닉시키고 있습니다. (불급한) 환자가 병원에 오게 되고, 자칫 의료 붕괴를 일으킬 수도 있는 것이 이런 의사들입니다"이라고 쓴소리를 냈다.

나카타는 한국의 드라이브 스루 검사에 대해서는 "일반 증상이 없는 사람이 하면 전혀 의미가 없습니다. 한국의 의료 시스템을 폄하할 생각은 없지만, 한국인들에게는 아마 마음의 위안용으로 사용되는 것 같습니다. 정치적인 홍보용으로 보이구요. 실제 효과는 거의 없습니다.

마지막으로, 정확하게 영문을 모르는 의사들이 의미없는 일을 하는 것을 막아야 합니다."라고결론을지었다.

저널리스트 와타나베 테츠야는 "검사를 과장해서 이야기하는 미디어는 신용할 가치가 없습니다. 지금 시급한 것은 의료 시스템의 붕괴를 막아야 하는 것입니다. 만성 질환의 경우 병원에 갈 생각을 하지 말고 전화를 해서 처방전을 받고 단골 약국에서 약을 받을 수 있습니다. 스스로 감염원이 되어 주위에 폐를 끼치지 않도록 개인 위생 관리를 철저히 하는 것이 중요합니다"라고 강조했다.

중국 우한과 이란에서 대규모 감염 환자가 발생한 것은 국민이 패닉 상태에 빠지면서 수많은 사람이 병원으로 몰려들어 2차 감염과 원내 감염을 일으켰다는 배경이 있다.

3월 4일 니혼 테레비계 정보 프로그램 "미야네야"에 전 WHO 직원인 의사 무라나카 리코가 출연.

전 WHO 무라나카 리코 의사

"한국 드라이브 스루 검사에 대한 영상을 보니, 방호복을 갈아 입거나 하지 않았습니다. 만약 감염자가 있을 경우, 이 검사장에서 감염이 확대될 가능성의 염려가 있습니다"라고 프로그램에서 지적되었다.

사회자인 미야네 세이지가 "선생님, 이거 반대로 위험한 거죠!"라고 질문을 하자 무라나카는 "글쎄요, 장갑 교체 등의 현지 상황은 분명히 파악을 할 수가 없지만, 제대로 방호되어 있지 않으면 오히려 감염을 전파할 가능성이 있습니다. 저라면 드라이브 스루 PCR 검사는 받고 싶지 않습니다"고 언급했다.

일본의 경우는 검사를 할 때 검체를 채취하는 의사가 비말에 의한 감염을 막기 위해 방호복과 마스크, 고글과 장갑을 매번 교체한다.

한국의 드라이브 스루 검사에서는, 매번 방호복을 갈아입지 않고, 매번 소독하고 장갑을 바꾸고 있는 것처럼 보이지 않는 것을 문제로 들 수 있다.

만약, (정해율이 40%에 불과한) 드라이브 스루 검사를 받은 사람이 감염자였을 경우, 검사 대상 물체 채취 시에 부착된 바이러스가, 장갑이나 방호복의 팔 주위 등에 접촉해 감염해 버릴 가능성을 부정할 수 없다.

프랑스의 PCR 검사 대상은 일본 모델과 비슷해 중증 감기 증상이 있는 환자만을 대상으로 하고 있다. 올리비에 벨란 보건장관은 "경증이나 무증상의 양성자를 찾는 선별적인 테스트는 하지 않는다"고 발표했다. 또한 지금까지 검사는 지정 의료기관에서만 행해지고 있었지만, 시중의 개업 의·진료소에서도 실시할 수 있는 체제를 정비했다. 이 점도 일본을 닮았다.

프랑스는 의료 체제의 재편성도 진행되고 있어 경증자는 프라이머리 케어(마을의 개업의나 주치의)가 주로 대응한다. 중증자는 치료장비가 갖춰진 병원을 찾게 돼 의료자원 효율화를 도모하고 있다. 프랑스는 음압실이 1200-1300개 정도 밖에 없는 일본과 비슷한 상황에서 우한 바이러스에 맞서는 것으로 보인다. 

数日前、朴凌厚(パク・ヌンフ)韓国保健福祉部長官は「韓国の防疫力、世界の模範になるだろう」と語った。韓国の感染者数が中国に次ぐ世界2位で、死者が50人まで増えたが、韓国の閣僚や次官らは「地球上どの国よりも迅速な措置」「患者数が多いのは韓国の防疫能力の優秀性を示すものだ」といった話をしている。

韓国の防疫力の優秀さはさておき(防疫以前に中国人を入れないのが感染予防には一番よいのだが)、注目されているのは、なんといっても「ドライブスルー方式のPCR検査」だろう。同方式は、ドイツやオーストラリアなどですでに実用化されており、世界的に注目されている。

日本は、検査数が少ない。日本の検査数を少ないのは、オリンピックに向けての隠蔽工作だとの批判があるが、なぜ日本はドライブスルー方式のPCR検査を採用しないのだろうか?

3月9日、インターネット放送局「文化人チャンネル」で、神宮外苑ミネルバクリニック院長で総合内科専門医・がん薬物専門医・臨床遺伝専門医の仲田洋美はこう語った。

「実際のところ、この検査(PCR検査)の感度はいろいろな調査を見て多く見積もっても正解率は40%程度なんですね。後は外れるので症状がないスクリーニング検査には向いてないんです。」

出演者の生田よしかつは「保菌者が検査しても10人のうち、4人にしか当たらない。あとの10人のうち6人は、菌があってもどうぞお帰りくださいと返されるのか。やる意味ないじゃん。」と憤慨した。

続けて、仲田は統計図を示しながらこう説明した。

「理想的な検査というのは、正常と異常がきっちり分かれる。偽陰性と偽陽性が全くない。こういうのが理想なのですが、あり得ないのです。大体の通常の医療の検査は、感度が90~95%。異常なのに検査で異常がでない。間違って陰性がでてしまう。これが偽陰性。または間違って陽性がでてしまう。こういう人が必ず出てしまうのですよ。」

「感度90%、特異度90%くらいないとスクリーミングで使いずらい。PCRは感度が多く見積もっても感度が40%、特異度は90%くらいなんですね。特異度はいいので、特異度がいい検査は確定診断に使うべきなんですね。スクリーニングには使っちゃいけないんですよ。いくらダイヤモンドプリンセスにいたからといって、この検査を症状がない人に使ってはいけない」(神宮外苑ミネルバクリニック院長、総合内科専門医・がん薬物専門医・臨床遺伝専門医 仲田洋美)

 仲田は「ですから正しくは、症状が出て来てから使うべき検査です。」と結び、検査の特性を考慮して検査を受けるべきだと結論づけた。感度の高い検査はスクリーニング、特異度の高い検査は確定診断だと医学部の3、4年生が習う内容だと付け加えた。

出演者の生田よしかつは「今、検査数を増やすことばかり強調しているTVに出ている医者どもは、一体なんなんだよ」と述べると、仲田は「医師免許を取り上げたいですね」とバッサリ。

医師で日本共産党No2の小池晃や、医療ガバナンス研究所理事長・元東京大学医科学研究所特任教授でTVに出ずっぱりの上昌広は、全数検査や検査数を増やすことばかり強調するので、医学生に馬鹿にされているとのエピソードが紹介された。

さらに仲田は、「PCR検査は、間違いがないと思い込んでいるのではないか。知っていてこんなことを言ってるのは犯罪的ですよね。あるいは、どんどん検査しなさいと言って、患者が増えて、(自分たちが儲けて)喜ぶんじゃないですか。5分3000円の電話相談もやっている。

検査の意味を正確に教えて、患者を落ち着かせるのが医者の仕事なのに、何をやってるんですか。こういう人たちが患者さんをパニックにしている。(不急の)患者が病院に来る。医療崩壊を起こしているのはこの人たちですよ」と苦言を呈した。

仲田は韓国のドライブスルー検査については「一般の症状がない人がやっても全く意味がないです。韓国をディズるつもりはないが、韓国人は、落ち着きがない国民性なので、やらざるを得ない」と述べた。

最後に「訳が分からない医者たちが意味がない事をやる事を防がなくてはならない。」と結論づけた。

ジャーナリストの渡邉哲也は「検査検査と騒ぐメディアは信用に値しない。今しなくてはいけないのは医療崩壊させないこと。慢性疾患の場合、病院に行こうと思わず、電話をして、処方箋を出してもらい、掛かりつけの薬局で薬を受け取ることが出来る。感染源になって迷惑をかけない様にうがい手洗い等をすること」と強調している。

中国・武漢やイランで、大量の感染患者が発生したのは、国民がパニックを起こし、大勢の人々が病院に押しかけ、二次感染や院内感染を引き起こしたという背景がある。

3月4日、日本テレビ系情報番組「ミヤネ屋」に元WHO職員で医師の村中璃子が出演。

韓国ドライブスルー検査について、映像を見ている限り、着替えたりしていない。もし感染者がいた場合、この検査場で感染拡大してしまうかも知れないなどの懸念があることが番組で指摘された。

司会の宮根誠司が「先生、これ逆に危険なんですよね!」と質問すると
村中は「そうですね、手袋を変えてるかとかその辺の状況はハッキリしないんですけど、きちんと防護できてなければそこから広がっている可能性が(ある)」と指摘。
その後、「私ならドライブスルー検査は受けたくない」と言及した。

日本の場合は検査をするときに、検体を採取する医師が飛沫を浴びて感染するのを防ぐために防護服やマスク、ゴーグルや手袋をする。それを毎回取り替える。

韓国のドライブスルー検査では、毎回、防護服を着替えていないし、毎回消毒や手袋を変えているように見えないことが問題としてあげられる。

もしも、ドライブスルー検査で前の人が感染者だった場合、検体採取するときに付着したウイルスが、手袋や防護服の腕周りなどに接触感染してしまう可能性は否めない。

フランスのPCR検査の対象は日本モデルに近く「重症のかぜ症状がある患者のみ」を対象としている。オリヴィエ・ヴェラン保健大臣は「軽症や無症状の陽性者を探すスクリーニング的なテストはしない」と発表。なお、これまで検査は指定医療機関のみで行われていたが、市中の開業医・診療所でも行える体制を整えた。この点も日本に似ている。

フランスは医療体制の再編成も進められており、軽症者は、プライマリ・ケア(町の開業医やかかりつけ医)が主に対応する。重症者は治療設備の整った病院に行くことになり、医療資源の効率化も図られている。フランスは、陰圧室が1200-1300程度しかない日本と似た作戦で武漢ウィルスに立ち向かうようだ。