[도쿄 리포터=토시키 아오야마] 9월 20일 삿포로 교향악단의 제622회 정기 연주회를 삿포로 콘서트 홀 키타라에서 감상했다.

80세를 맞이한 하인츠 홀리거는 지휘자 및 작곡가로서도 국제적 평가가 높은 경력의 소유자이다.

전설적인 오보에 연주로 바흐를 2곡 연주. 그 강력함은 나이가 느껴지지 않는 자신의 삶을 그린 것만 같은 연주였다.

여성 바이올리니스트로서 남부 독일 태생의 베로니카 에베를레 (Veronika Eberle)는 희유한 재능과 안정감이 있는 성숙한 테크닉으로, 저명 지휘자들로부터 칭찬이 전해지고 있다. 바이올린 협주곡 「어느 천사의 추억」에서는 빠른 템포의 곡을 열정을 가지고 무난히 연주해하여 객석으로부터 박수갈채를 받았다.

아울러 둘러 입고 있었던 빨간색 의상이 검은빛 속에서 두드러졌다. 

본 공연에서는 폴리거의 작품에서 삿포로 교향악단의 합창단 20명이 밴더에서 출연, 교향악단의 악기 연주와 하나가 되어 녹아 들며 감동을 자아냈다.

마지막은 로베르토 슈먼의 교향곡 "봄"으로 마무리하며, 슈만의 창작력이 왕성한 시기의 영감 넘치는 걸작 교향곡으로, 염원의 클라라와의 결혼이 성취된 이래, 당시의 행복하고 쾌적한 생활을 이야기하는 밝은 분위기가 만장한 객석에 활력을 불러 일으켰다.

하인츠 홀리거와 삿포로 교향악단은 2015년 이후 2년마다 공연을 거듭하고 있으며 자신의 인생을 돌아보는 것과도 같은 자화상적 프로그램이었다. 인간적인 울림에 신생 삿포로 교향악단 합창단이 가세하면서 홀리거의 80세를 축하하기에 매우 어울리는 연주회였다. (TEXT: FUJIE SHINDEN)

The 622nd Subscription Concert
2019.September.20(Fri)19:00~/September.21(Sat)14:00~
Sapporo Concert Hall; Kitara.

Appearing.

Conductor and Oboe / Heinz Holliger.

Violin / Veronika Eberle.

Chorus / Sapporo Symphony Chorus

Song List.

Holliger
Zwei Liszt-Transkriptionen.
J.S.Bach.
Weinen, Klagen, Sorgen, Zagen, BWV 12:Sinfonia
J.S.Bach.
Ich hatte viel Bekummernis, BWV 21:Sinfonia
Berg.
Violin Concerto "To the memory of an angel"
Holliger
Ardeur noire d'apr's "Les soirsilluminers par l'ardeur du charbon" de Claude Debussy.
Schumann.
Symphony No. 1,"Spring"

9月20日、札幌交響楽団第622回定期演奏会を札幌コンサートホールキタラで聴いた。

80歳を迎えたハインツホリガーは、指揮者・作曲家共に国際的評価が高いキャリアの持ち主である。  

伝説的なオーボエ吹きとしてバッハを2曲演奏。その力強さは年齢を感じさせない自分の人生を振り返るような演奏であった。

女性バイオリニストの南ドイツ生まれのベロニカ・エーベルレは稀有な才能と安定感のある成熟した技術で、著名指揮者たちから、称賛が寄せられている。バイオリン協奏曲「ある天使の思い出」では早いテンポの曲を情熱を持って難なくこなし、客席から拍手喝采を
浴びていた。赤の衣装が黒一色の中、際立っていた。 

本公演では、ホリガーの作品において札響20名がバンダで合唱出演していたが、札響の楽器演奏と一つとなって溶け込んでいたのは、さすがであった。

最後は、ローベルト・シュ―マンの交響曲「春」で締めくくったが、シューマン創作力旺盛な時期の霊感あふれる傑作交響曲で、念願のクララとの結婚が成就して以来、当時の幸福で快適な生活を物語るような明るい雰囲気が満ち客席を活気づけた。

ハインツホリガーは、札響とは2015年以降2年おきに共演を重ねているが自分の人生を顧みるような自画像的プログラムだった。ヒューマンな響きが身上の札響合唱団が加わりホリガー80歳を寿ぐに相応しい演奏会であった。