[토시키 아오야마] 지난 12월31일 연말 클래식 최대 풍물시 베토벤 전 교향곡 연속 연주회를 도쿄 문화회관에서 감상했다.

베토벤 교향곡 전9곡을 하루만에 다 들어버리는 마라톤 기획이 올해로 16번째를 맞아 이제는 명물 기획으로 인기를 끌며 티켓은 조기 매진.

지휘는 불꽃의 마에스트로 '코바켄'의 닉네임으로 알려진 고바야시 겐이치로.

2007년에 처음 등장해, 이번에 11번째의 지휘를 단 혼자서 담당했다. 오케스트라는 재경프로오케스트라의 콘서트 마스터, 수석주자, 콩쿠르 입상자 등 초정예 멤버 위주로 구성된 이와키 히로유키 메모리얼 오케스트라.

콘서트 마스터는, NHK 교향악단의 제1콘서트 마스터 "MARO"의 애칭으로 알려진 시노자키 후미노리. 시노자키 후미노리는, NHK E 텔레 "클래식 음악관"의 명물 MC이자 일본에서 가장 유명한 콘서트 마스터로서 저명한 존재이며 TV에서도 크게 활약하고 있다.

베토벤 9곡의 교향곡은 연주자들에게나 청중에게도 연속 연주회라는 것이 특별한 의미를 갖는 레퍼토리.

이와키 히로유키 메모리얼 오케스트라는 특별 편성의 슈퍼 오케스트라로, 그 어느 곡도 훌륭하지만, 특히 베토벤 교향곡 홀수 넘버인 3번, 5번, 7번, 9번이 드라마틱스에서 박력 만점.

지휘의 고바야시 겐이치로는 전곡 완전 암보로 오케스트라를 자유자재로 정열적으로 조종하고 있던 모습이 인상적이었다.

베토벤 교향곡 6번 전원도 세부적으로 도달한 매우 아름다운 연주였다.

베토벤 교향곡 8번 종료 후 지휘자 고바야시 겐이치로는 "이 곡은 상공 3000m에서 줄타기 같은 어려운 곡이어서 이번 연주자 여러분처럼 초일류 연주자가 아니면 이렇게 울리지 않습니다.베토벤 교향곡 8번은 어쨌든 첼로가 어렵습니다. 초일류 여러분은 과연 대단하시죠."라며 슈퍼 오케스트라의 명연을 기렸다.

베토벤 교향곡 9번이 끝난 것은 23시 50분. 박수가 이어지며 새해를 맞을 시간이 됐고, 마에스트로는 "벌써 해가 지네요. 여러분, 새해 복 많이 받으세요."라며 2019년의 새 출발을 축하했다.

종연 후에는 항례 로비에 모이는 신년 축하 앙상블. NHK 교향악단의 제1 콘서트 마스터 시노자키가 중심이 되어, 요한 슈트라우스의 "아름다운 푸른 도나우"을 피로. 신시대의 개막을 축하했다.

[Photo(C)Michiko Yamamoto]

12月31日、年末のクラシック界の最大の風物詩「ベートーヴェン全交響曲連続演奏会」を東京文化会館で聴いた。ベートーヴェンの交響曲全九曲を1日ですべて聴いてしまうマラソン企画も今年で16回目を迎え、大みそかの名物企画として人気を博し、チケットは完売。

指揮は、炎のマエストロこと“コバケン”のニックネームで知られる小林研一郎。2007年に初登場し、今回で11回目の指揮をたった一人で担当した。オーケストラは、在京プロオーケストラのコンサートマスター、首席奏者、コンクール入賞者ら超精鋭メンバーが中心となって構成された岩城宏之メモリアル・オーケストラ。

コンサートマスターは、NHK交響楽団の第1コンサートマスター、“MARO”の愛称で知られている篠崎史紀。篠崎史紀は、NHK Eテレ「クラシック音楽館」の名物MCで、日本で一番有名なコンサートマスターとして著名な存在。テレビでも大活躍している。

ベートーヴェンの 9曲の交響曲は、演奏家にとっても聴衆にとっても、連続演奏会というものが特別な意味を持つレパートリー。

岩城宏之メモリアル・オーケストラは特別編成のスーパーオーケストラだけあって、どの曲も素晴らしいが、とりわけベートーヴェン交響曲奇数番である3番、5番、7番、9番がドラマティクスで迫力満点。指揮の小林研一郎は、全曲完全暗譜で、オーケストラを自由自在に情熱的に操っていた姿が印象的であった。

ベートーヴェン交響曲第6番「田園」も細部まで行き届いた大変美しい演奏だった。

ベートーヴェン交響曲第8番終了後、指揮者の小林研一郎は、「この曲は上空 3,000mで綱渡りするような難しい曲なので、今回の演奏者の皆さんのように超一流の演奏者でないと、こんな風には鳴りません。ベートーヴェン交響曲第8番は、とにかくチェロが難しい。超一流の皆様は、さすがでございました」とスーパーオーケストラの名演を称えた。

ベートーヴェン交響曲第9番が終了したのは、23時50分。拍手が続き、新年を迎える時間となり、小林は「もう年も明けますね。皆様、あけましておめでとうございます」と2019年の新たな門出を祝った。

終演後は、恒例のロビーに集まっての新年お祝いのアンサンブル。NHK交響楽団の第1コンサートマスター篠崎史紀が中心となり、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」を披露。新時代の幕開けを祝った。