[도쿄 리포터=토시키 아오야마] 도쿄의 최고급 호텔인 The Okura Tokyo 정면에 서 있는 「오쿠라 집고관」은, 일본 최초의 사립 미술관으로서, 메이지부터 다이쇼 시대에 걸쳐 활약한 실업가인 오쿠라 기하치로(1837-1928)가 설립했다.

(C)Toshiki Aoyama

오쿠라 기하치로가 일생에 걸쳐 수집한 일본·동양 각 지역의 고 미술품과 대를 이은 2대 오쿠라 기시치로(1882~1963)가 수집한 일본 근대 회화 등을 중심으로 하여 국보 3건, 중요문화재 13건 및 중요 미술품 44건을 포함한 미술품 약 2500건이 수장되어 있다.

오쿠라 집고관은 2014년부터 약 5년 반에 걸쳐 지하 증축을 포함한 개수공사를 거쳐 레이와 원년(2019) 9월에 리뉴얼 오픈했다.

(C)Toshiki Aoyama

현재 연 1~2회 특별전, 연 3~4회 기획전을 개최하고 있으며, '바다를 건넌 고대 이마리~빈, 로스돌프 성의 비극' 특별전을 방문했다. 전시는 약 150건이며, 1월 24일(일)까지 개최하고 있다.

전시는 1부 '일본자기 탄생의 땅 아리타'와 2부 '바다를 건넌 고 이마리의 비극 '빈, 로스돌프 성'의 2부 구성이다.

(C)Toshiki Aoyama

오스트리아 근교에 자리 잡은 로스돌프 성에는 일본의 옛 이마리(古伊萬里)를 중심으로 한 자기들이 소장되어 있으며, 한때는 조도품으로 성안을 아름답게 장식하고 있었다.

ロースドルフ城

로스돌프 성의 수집품은 일본의 옛 이마리 외에도 중국 경덕진요와 독일 마이센, 오스트리아 아우가르텐 등 다양한 산지의 것을 볼 수 있었다. 옛 이마리는 18세기 전반에 최고봉 자기로 유럽을 석권했다. 로스돌프 성에 많이 소장되어 있으며 중국이나 유럽 자기에 영향을 주고 있다.

그런데 로스돌프 성은 제2차 세계대전 말 몇 달간 옛 소비에트 군에 접수되고 그들이 철수하면서 대부분의 자기들이 무참히 파괴되고 말았다.

ロースドルフ城 陶片の間

성주인 피아티 가문은 파괴된 도편을 버리지 않고 모아 성의 한 방에 설치하고 평화를 향한 기도를 담아 일반에 공개하기로 했다. 그리고 로스돌프 성, 비극의 수집품들 중 많은 것이 오스트리아 국외 최초로 일본에서 처음 공개되었다.

전시실 입구 부근에 놓여 있는 것은 전면을 화훼문으로 장식한 옛 이마리의 금란수 양식의 작품인 "色絵唐獅子牡丹文亀甲透彫瓶"이었다.

色絵唐獅子牡丹文亀甲透彫瓶」(部分修復)、有田窯、1700~1730 年代、ロースドルフ城

페어의 한쪽은 크게 결여되어 있었고, 병은 국내외의 이중구조로 바깥쪽에는 띠 모양으로 정교한 거북이 연결무늬가 투각되어 있었다.

아울러 로스돌프 성 뮤지엄 내부의 모습도 일부 재현되어 있어 매우 볼 만했다.

ロースドルフ城 陶片の間

조립 복원 마이센의 백자 큰 항아리는 작센 왕이 보낸 것으로 전해지는 호화로운 작품으로 새하얀 실루엣에 눈이 사로잡힌다.

「色絵松竹梅鶴文八角大皿」(修復前)、有田窯、1700~1720 年代、ロースドルフ城

수복에 의해서 되살아난 모습으로부터 전화에 의해서 가져 온 과거를 추억하는 것과 동시에, 일반에게는 알려지지 않는 도자기의 수복 공정이나 기술에 대해서도 소개되고 있었다. 게다가 일본의 기술에 의해 수복한 작품등이 최초로 공개되고 있어, 파괴로부터 재생까지 생각하게 만들었다.

「色絵松竹梅鶴文八角大皿」(修復)、有田窯、1700~1720 年代、ロースドルフ城

성주의 부인은 비록 중요한 수집품의 형태는 깨져도 그 영혼은 영원할 것이라고 말한다. 본전에서는, 수복에 의해서 재차 모습을 나타내는 아름다운 영혼의 재생에 접할 수 있는, 다시없는 기회가 되고 있었다.

특별전은 공익재단법인 오쿠라 문화재단과 오쿠라 집고관 등이 주최하며, 2021년 1월 24일까지 계속된다. 입장료는 일반 1300엔이고 매주 월요일 휴관한다.

[오쿠라 집고관]

회기 : 2020년 11월 3일 (화,축)~2021년 1월 24일 (일)
개관 시간: 10:00~17:00 (입관시간 16:30까지)
휴관일 : 매주 월요일 (휴일인 경우 다음 휴일, 12/28-1/1)
입장료: 일반:1,300엔, 대학생•고교생: 1000엔, 중학생이하:무료

OKURA MUSEUMOF ART Website
https://www.shukokan.org/

東京の最高級ホテルであるThe Okura Tokyoの正面に佇む「大倉集古館」は、日本初の私立美術館で、明治から大正時代にかけて活躍した実業家・大倉喜八郎(1837〜1928)が設立した。

大倉喜八郎が生涯をかけて収集した日本・東洋各地域の古美術品と、跡を継いだ二代目 大倉喜七郎(1882~1963)が収集した日本の近代絵画などを中心として、国宝3件、重要文化財13件及び重要美術品44件を含む美術品約2500件が収蔵されている。

大倉集古館は、平成26年(2014)から約5年半をかけて地下の増築を含む改修工事を行い、令和元年(2019)9月にリニューアルオープン。

現在、年1-2回の特別展、年3-4回の企画展を開催しており、特別展「海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~」が開催されていると聞き、同特別展を訪問した。展示は約150件。1月24日(日)まで開催されている。

展示は第1部「日本磁器誕生の地『有田』」と第2部「海を渡った古伊万里の悲劇『ウィーン、ロースドルフ城』」の2部構成。

オーストリア、ウィーン近郊にたたずむロースドルフ城には、日本の古伊万里を中心とした磁器が多数所蔵され、かつてそれらは調度品として城内を美しく飾っていた。

ロースドルフ城のコレクションは、日本の古伊万里の他に中国・景徳鎮窯や、ドイツ・マイセン、オーストリア・アウガルテンなど様々な産地のものが見られる。古伊万里は18世紀前半に、最高峰の磁器としてヨーロッパを席巻。ロースドルフ城にも多く所蔵され、中国やヨーロッパの磁器に影響を与えている。

ところがロースドルフ城は、第二次世界大戦末期、数ヶ月間旧ソビエト軍に接収され、撤収の際、ほとんどの磁器が無残に破壊されてしまった。

城主であるピアッティ家は、破壊された陶片を捨てずにあつめ、城の一室にインスタレーションし、平和への祈りを込めて一般公開することにした。ロースドルフ城、悲劇のコレクションの数々がオーストリア国外初、日本にて初公開された。

展示室の入口付近に置かれているのは、全面を花卉文(かきもん)で彩られた古伊万里の金襴手様式の作品「色絵唐獅子牡丹文亀甲透彫瓶」。

ペアの一方は大きく欠けている。瓶は内外の二重構造で外側には帯状に精巧な亀甲繋文様の透かし彫りが施されている。

ロースドルフ城ミュージアム内部の様子も一部再現されており非常に見ごたえあるものでした。

組み上げ修復マイセンの「白磁大壺」はザクセン王から贈られたと伝わる豪華な作品で、真っ白なシルエットに目が奪われる。

修復によって甦った姿から戦禍によってもたらされた過去を偲ぶとともに、一般には知られることのない陶磁器の修復工程や技術についても紹介されている。さらに、日本の技術により修復した作品などが初公開されており、破壊から再生まで思いをはせることができる。

城主夫人は、大切なコレクションの形は壊れたとしても、その魂は永遠であると語っている。本展では、修復によって改めて姿を現す美しき魂の再生に触れることができる、またとない機会となっていた。

特別展は公益財団法人大倉文化財団・大倉集古館などが主催し、2021年1月24日まで開催される。入館料は一般1300円。毎週月曜休館。

【大倉集古館】

会期:2020年11月3日(火・祝)~2021年1月24日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌休日、12/28-1/1)
入館料;一般:1,300円、大学生・高校生:1、000円、中学生以下:無料

OKURA MUSEUM OF ART Website
https://www.shukokan.org/