요시다 미야코 예술감독이 이끄는 신국립극장 발레단의 「잠자는 숲 속의 미녀」공연이 11월 15일 삿포로 문화예술극장 hitaru에서 상연되었다.

고전 발레 최고의 걸작들 중 하나인 "잠자는 숲 속의 미녀 (Sleeping Beauty)"는 동화 속 꿈의 세계관을 맛볼 수 있는 멋진 이야기이다.

오로라 공주역을 연기한 것은 프린시벌 댄서 요네자와 유이, 데지레 왕자역을 맡은 것은 같은 프린시벌 댄서인 이자와 슌이었다. 두사람 모두 이 발레단을 대표하는 무용수로서 정통 발레 "잠자는 숲 속의 미녀"가 의도한 기품과 품격이 잘 표현된 무대였다.

프린시벌 댄서인 요네자와 유이는 기품 있는 오로라 공주를 연기해 관객으로부터 큰 찬사를 받았고, 같은 프린서펄 댄서인 이자와 슌의 행동거지는 주역으로서의 존재감이 두드러졌다.

종연 후에는 우레와 같은 박수가 그치지 않았고 무대와 관객이 하나가 된 것 같은 특별한 고양감을 선사했다.

솔리스트진과 함께 아름다운 콜드 발레가 극찬을 받았고, 초겨울을 맞은 삿포로에서도 높은 관심과 평가를 받았다. 무대장치, 의상 모두 보는 이의 눈을 사로잡을 만큼 훌륭한 아름다움으로 코로나화라는 점 때문에 평소 프로 발레단의 공연을 볼 수 없었던 관객을 크게 기쁘게 했다.

연주를 담당한 것은 홋카이도의 유일한 프로 오케스트라이자 삿쿄라는 애칭으로 친숙한 삿포로 교향악단이었다. 투명감이 있고 파워풀한 표현력으로 무대를 서포트한 가운데, 차이코프스키 명곡 "잠자는 숲 속의 미녀"를 지휘한 사람은 토미타 미사토이다. 세부적인 템포, 표현이 뛰어난 지휘로 무대를 더욱 빛이 나도록 승화시켰다.

신국립극장 발레단 「잠자는 숲의 미녀」는 내년 2월에 도쿄 신국립극장에서 상연을 예정하고 있다.

[Review by FUJIE SHINDEN]

[Photo:(C)ワイズフォトセレクション木本忍]

Ballet: The Sleeping Beauty
The National Ballet of Japan

Date
November 15 (Sun.), 2020

Venue
Sapporo Cultural Arts Theater hitaru 

Cast
Princess Aurora: Yui Yonezawa;
Prince Désiré: Shun Izawa

Conductor
Misato Tomita (resident conductor, National Ballet of Japan)
Orchestra
Sapporo Symphony Orchestra

吉田都芸術監督率いる新国立劇場バレエ団「眠れる森の美女」公演が11月15日札幌文化芸術劇場hitaruで上演された。

古典バレエの最高傑作の一つである「眠れる森の美女」は、おとぎ話の夢の世界観を味わうことができる素敵な物語。

オーロラ姫役を演じたのはプリンシバルダンサーの米沢唯、 デジレ王子役を務めたのが 同じくプリンシバルダンサーの井澤駿。両者とも同バレエ団を代表するダンサーで正統派バレエ「眠れる森の美女」が意図している気品と風格がよく表現されていた舞台だった。

プリンシバルダンサーの米沢唯は気品あふれるオーロラ姫を演じ、観客から大きな賞賛を浴びていた。同じくプリンシパルダンサーの井澤駿の立ち居振る舞いは主役としての存在感が際立っていた。

終演後は万雷の拍手が鳴り止まず舞台と観客が一体となったような特別な高揚感をもたらした。

ソリスト陣とともに美しく揃ったコールドバレエが絶賛され、初冬を迎えた札幌でも高い関心と評価を得た。舞台装置、衣装共に見る者の目を奪うほど見事な美しさで、コロナ禍ということもあり普段プロのバレエ団を見ることができない観客を喜ばせた。

演奏を担当したのは、北海道唯一のプロオーケストラとして札響の愛称で親しまれる札幌交響楽団。透明感があるパワフルな表現力で舞台をサポートした。チャイコフスキー名曲、「眠れる森の美女」を指揮者したのは、富田実里。細部にわたるテンポ、表現に優れた指揮で、舞台を光り輝くものに昇華させた。

新国立劇場バレエ団『眠れる森の美女』は来年2月に東京・新国立劇場で上演を予定している。