[도쿄 리포터=토시키 아오야마] 지난 11월 19일, 세계 최고의 오케스트라인 베를린 필하모닉 오케스트라의 연주를 뮤ー자 카와사키 심포니 홀에서 감상했다.

지휘는 작년 바이에른 방송교향악단의 일본 내일공연에서 마리스 얀손스 ((Mariss Jansons)의 대역으로 급히 일본에 온 거장 주빈 메타.

프로그램의 전반은 R. 슈트라우스: 교향시 『 돈 키호테 』 후반은 베토벤: 교향곡 제3번 "영웅"

전반 교향시 '돈키호테'는 현악주자의 합주 화음이 압권인 연주였으며, 주제를 담당하는 첼로를, 다른 파트의 연주들이 차례차례로 파도처럼 덮어가고 있었다. 베를린 필만의 강렬한 주장과 자발성을 느끼게 만드는 순간이었다.

후반의 베토벤: 교향곡 제3번 "영웅"은 고도의 합주 능력이 유감 없이 발휘된 연주였으며, 한 사람 한 사람이 솔리스트를 고집스럽게 연주하기 때문에 베를린 필만이 가능한 강고한 화음과 역동성이 빚어지고 있었다.

주빈 메타의 지휘는 전체적으로 기백이 넘치고 있어 멤버들의 힘이 들어간 연주가 보다 엄청난 에너지가 발생하여 타의 추종을 불허하는 당당한 위용과 자부심. 세계 최고봉의 빛을 발하고 있었다.

종연 후, 개장 15주년을 맞은 세계 최고의 음악 홀의 하나인 "뮤ー자 카와사키 심포니 홀" 출구 부근에는 백여명이 인근 출구대에서 이름난 스타플레이어들의 명연을 큰 박수로 치하했다. 베를린 필 제일 콘서트 마스터인 카시모토 다이신은 팬들로부터의 사인 공세에 기꺼이 응하고 있었다.

Photo:©青柳聡

Concert Information:

Berliner Philharmoniker
Tuesday 19 November 2019
MUZA Kawasaki Symphony Hall

Performers
Conductor= Zubin Mehta
Cello= Ludwig Quandt
Viola= Amihai Grosz

Program
R.Strauss:"Don Quixote", Op.35
Beethoven:Symphony No.3 in E-flat major. Op.55,"Eroica"

11月19日、世界最高峰のオーケストラであるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏をミューザ川崎シンフォニーホールで聴いた。指揮は、昨年のバイエルン放送交響楽団の日本来日公演でマリス・ヤンソンスの代役として急遽来日したズビン・メーター。

プログラムの前半は、R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 後半は、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

前半の交響詩『ドン・キホーテ』は、弦楽奏者による合奏のハーモニーが圧巻な演奏。主題を担当するチェロに、他のパートの演奏が次々と波にように覆いかぶさる。ベルリンフィルならではの強烈な主張と自発性を感じた。

後半のベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」は、超高度な合奏能力が遺憾なく発揮された演奏。一人ひとりがソリストばりに全力で演奏するため、ベルリンフィルならではの強固なハーモニーとダイナミズムが醸し出されていた。

メータの指揮は、全体的に気迫にあふれており、メンバーの力の入った演奏より、すさまじいエネルギーが発生し、他の追随を許さぬ堂々たる威容と誇り。世界最高峰の輝きを放っていた。

終演後、開業15周年を迎えた世界最高の音楽ホールの一つである「ミューザ川崎シンフォニーホール」出口付近には、百名近くの出待ちが発生。名だたるスタープレイヤー達の名演を大きな拍手で称えた。ベルリン・フィル第一コンサートマスターの樫本大進はファンからサイン責めにあっていた。