[도쿄 리포터=토시키 아오야마] 세계 최고의 오케스트라로 알려진 베를린 필하모니 관현악단이 11월 19일 도쿄에서 기자 회견을 개최했다.

세계문화상 수상자인 거장 주빈 메타는 "저는 세계 최고봉 오케스트라 베를린 필과 일본에 오게된 것을 큰 영예라고 생각합니다. 고결한 영혼을 가지고 계신 일본 팬 여러분 앞에서 연주할 수 있게된 것을 매우 기쁘게 생각합니다. 이번 2개의 프로그램은 오케스트라에 있어서도 저에게 있어서도 매우 적합한 레파토리입니다"라고 말했다.

이번 프로그램의 하나인 브루크너 『 교향곡 제8번 』은 노바크판 제2 시나리오를 사용. 또 하나의 프로그램인 베토벤 교향곡 제3번 "영웅"은 메타 본인의 젊은 날의 추억의 곡이면서, 이 곡의 연주를 듣고자 천왕과 황후 양폐하가 20일 밤, 산토리 홀에 감상차 방문하기도 하였다. 

주빈 메타는 1961년 이후 베를린 필과 200번의 공연을 거듭했다고 밝히면서 "베를린 필과 처음 공연한 것은 1961년 그러니까 제가 25살이었어요. 이후로 이 오케스트라와의 공연은, 매회 저에게 여러가지 가르침과 영감을 줍니다."라고 웃는 얼굴로 이야기했다.

베를린 필은 올해 2월에, 오랜 세월에 달하는 예술적 공헌과 파트너십에 대한 감사의 뜻을 담아 주빈 메타에게 명예 단원의 칭호를 수여하였다.

오케스트라 대표로 첼리스트를 맡고 있는 쿠누트 베버는 "마에스트로 메타와의 공연은 오케스트라와의 확고한 일부가 되고 있어 빠질 수 없는 것입니다. 마에스트로 메타는 닻과 같은 존재이며, 우리를 비춰주고 있는 것입니다 .단순한 객연 지휘자의 입장을 넘어서는 우리에게 소중한 친구입니다"라며 절대 신뢰를 보냈다.

메타는 첫 일본 방문했던 1969년부터 일본 클래식 음악 환경이 어떻게 변화했는지에 대해서 "우선은 일본 각지에 정말 멋진 세계 정상급의 홀이 생긴 것. 청중 여러분의 반응도 달라졌다고 생각합니다"라고 말했다.

GM Andrea Zietzschmann

베를린 필의 제너럴 매니저를 맡고 있는 안드레아 츠만 여사는 오케스트라를 둘러싼 환경에 대해 "각국에 새로운 오케스트라가 생기고 있고, 환경이나 세계도 변하고 있습니다. 특히 바로크나, 실내악의 세계. 베를린 필 이외에도 글로벌로 활약하는 오케스트라라면 어느 오케스트라도 일본에 오고 싶을 것이다고 생각하고 있습니다. 글로벌한 위상을 노리는 오케스트라가 늘어난다는 것은 당연히 경쟁이 늘어나고 있다는 것입니다. 우리는 이러한 상황을 플러스로 생각하고 있고, 더욱 전진하는 모티베이션으로 여기고 있습니다.

베를린 필은, 교육 프로그램이나 디지털 콘서트 홀 등, 항상 이노베이티브한 기획을 펼치고 있는 오케스트라입니다. 지금, 그리고 미래에 필요한 것은 무엇인가를 항상 생각하고 있습니다. 이 정신은 새로 취임한 미스터 페트렌코에게도 이어져 왔으며 앞으로도 사회에 공헌할 수 있는 오케스트라로 매진해 나가겠습니다"라고 말했다.

Dietmar Schwalke

이날 2부에서는 베를린 필의 인터넷 영상 배신 서비스 "디지털 콘서트 홀"에 대한 소개가 있었다. "디지털 콘서트 홀"의 회원 수는 100만명을 돌파했으며, 앞으로는 질과양 모두 더욱 충실하게 발전시켜 나갈 의향이라고 한다.

명실상부 세계 최강의 오케스트라로 활약하는 베를린 필하모닉 관현악단. 앞으로의 활약이 더욱 기대된다.

[Photo(C)Toshiki Aoyama]

Berliner Phiharmoniker Digital Concert Hall
https://www.digitalconcerthall.com/ko/home

世界最高峰のオーケストラとして知られるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が11月19日、東京都内で記者会見を開催した。

世界文化賞受賞者の巨匠ズビン・メータ氏は「私は世界最高峰のオーケストラであるベルリン・フィルと日本に来るのは大きな栄誉であると考えています。高潔な魂をもっていらっしゃる日本の皆さんの前で演奏できることを大変嬉しく思っています。今回の2つのプログラムは、オーケストラにとっても私にとっても非常に合っているものです」と語った。

今回のプログラムのひとつであるブルックナー『交響曲第8番』は、ノヴァーク版第2稿を使用。もうひとつのプログラムであるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」は、メーター氏若き日の思い出の曲。同曲を聴きに、上皇上皇后両陛下が、20日夜、サントリーホールにご鑑賞に来られていた。

メーター氏は、1961年以来、ベルリン・フィルと200回に及ぶ共演を重ねた。

「ベルリン・フィルと初めて共演したのは1961年、私が25歳のときでした。以来このオーケストラとの共演は、毎回私に様々な教えとインスピレーションを与えてくれます」と笑顔で語ったメータ氏。

ベルリン・フィルは今年2月に、長年におよぶ芸術面での貢献とパートナーシップへの感謝の意を込めて、メータ氏に名誉団員の称号を授与している。

オーケストラ代表でチェリスト務めるクヌート・ヴェーバー氏は「マエストロ メーターとの共演は、オーケストラとの揺るぎない一部となっており、欠かすことができないものです。マエストロ メーターは、錨のような存在であって、私たちを照らしてくれているのです。単なる客演指揮者の立場を超えた私たちにとって大切な友人なのです。」と絶大な信頼を寄せた。

メーター氏は、初来日した1969年から日本のクラシック音楽環境がどう変化したかについて「まずは日本の各地に本当にすばらしい世界トップクラス級のホールができたこと。聴衆の皆さんの反応も変わったと思います。」とコメントした。

ベルリン・フィルのゼネラル・マネージャーを務めているアンドレア・ツィーチュマン氏はオーケストラを巡る環境について「各国に新しいオーケストラができており、環境や世界も変わってきてます。特にバロックや、室内楽の世界。ベルリンフィル以外でもグルーバルに活躍するオーケストラは、どのオーケストラも日本に来たいと考えています。

グローバルなプレゼンスを狙うオーケストラが増えるということは当然、競争が増しているということです。私たちはこうした状況をプラスに考えていて、更に前進するモチベーションと捉えています。ベルリン・フィルは、教育プログラムやデジタル・コンサートホールなど、常にイノベーティブな企画を打ち出しているオーケストラです。いま、そして未来に必要なものは何かを常に考えています。この精神は新たに就任したペトレンコ氏にも引き継がれており、今後も社会に貢献できるオーケストラとして邁進していきます」と語った。

2部では、ベルリン・フィルのネット映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」ついての紹介があった。「デジタル・コンサートホール」の会員数は100万人を突破した。今後は質量ともにさらに充実させていく意向とのこと。

名実共に世界最強のオーケストラとして活躍するベルリンフィルハーモニー管弦楽団。
今後の活躍がさらに楽しみになってきた。

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