[도쿄 리포터= 토시키 아오야마] 6월 21일과 22일 홋카이도 음악계를 이끄는 삿포로 교향악단이 삿포로 콘서트 홀 Kitara에서 제620회 정기 연주회를 개최했다.

지휘자는 오케스트라 빌더로서 수많은 오케스트라를 만들어 온 네델란드 출신의 위베르 수당 (Hubert Soudant). 수당과 삿포로 교향악단이 함께한 15번째 공연이었으며, 바이올린은 삿포로 교향악단 창립 40주년 영국 투어에 동행하며 12번의 공연을 함께한 국제파 바이올리니스트 타케자와 쿄코 (竹澤恭子).

전반, 프로코 피에프의 바이올린 협주곡 2번에서 타케자와는 박력이 있었으며 동시에 부드러운 바이올린으로 청중을 취하게 했다.

후반은 생상 교향곡 제3번 "오르간". 수당의 지휘로 삿포로 교향악단의 능력이 완전히 인출된 명연이었으며, 오케스트라와 오르간과의 절묘한 밸런스와 구축력이 백미였다. 그야말로 신명스러울 때까지 찬란한 연주를 선보였다.

수당은 2004년부터 도쿄 교향악단(TSO) 제2대 음악 감독을 10년간 맡아 이 악단의 수위를 높인 공로자로서, 도쿄의 음악 팬들에게 사랑받는 존재이지만 삿포로 교향악단과의 궁합도 훌륭했다.

삿포로 교향악단은 호스트 오케스트라로 7월 6일부터 세계에서 100명이 넘는 음악가가 여름의 삿포로에 집결하는 퍼시픽 뮤직 페스티벌 삿포로(PMF)에서 연주 활동을 실시한다.

PMF는 레너드 번스타인이 런던 교향악단과 함께 삿포로에서 창설한 국제 교육 음악제로서 올해로 30회를 맞이하는 가운데 그간 세계 총 3,500명 이상의 우수한 음악가를 배출했다. 이 음악제에서의 삿포로 교향악단의 활약에 기대가 모아진다.

PMF Official English Site
https://www.pmf.or.jp/en/

Sapporo Symphony Orchestra English Site
https://www.sso.or.jp/sso_e/

The 620th Subscription Concert
2019.June.21(Fri)19:00~/June.22(Sat)14:00~
Sapporo Concert Hall; Kitara

Appearing
Conductor / Hubert Soudant
Violin / Kyoko Takezawa

Song List
Tchaikovsky Suite No. 4,"Mozartiana"

Prokofiev Violin Concerto No. 2
Saint-Saëns Symphony No. 3,“Organ”

6月21日と22日、北海道の音楽界を牽引する札幌交響楽団が、札幌コンサートホールKitaraで、第620回定期演奏会を開催した。

指揮者は、オーケストラ・ビルダーとして、数々のオーケストラを鍛え上げてきたユベーン・スダーン。スダーンと札響は15回目の共演。ヴァイオリンは、札幌交響楽団創立40周年英国ツアーに同行し、共演12回に及ぶ国際派ヴァイオリニスト竹澤恭子。

前半、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第二番で、竹澤は、迫力があり、滑らかなヴァイオリンで聴衆を酔わせた。

後半は、サン=サーンス交響曲第3番「オルガン付き」。スダーンの指揮により、札幌交響楽団の能力が完全に引き出された名演。オーケストラとオルガンとの絶妙なバランスと構築力が白眉。神々しいまでに輝かしい演奏を披露してくれた。

スダーンといえば、2004年より東京交響楽団(TSO)二代目音楽監督を10年間務め、同楽団のレベルを引き上げた功労者として、東京の音楽ファンに愛される存在だが、札幌交響楽団との相性も良いようである。

札幌交響楽団は、ホスト・オーケストラとして7月6日より世界から100人を超える音楽家が夏の札幌に集結するパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)で演奏活動を行う。

PMFは、レナード・バーンスタインがロンドン交響楽団とともに札幌で創設した国際教育音楽祭で、今年で30回目の開催となり、世界中に延べ3,500人以上の優秀な音楽家を輩出してきた。同音楽祭での札幌交響楽団の活躍にも期待したい。